過払い金返還請求とは?


 過払い金返還請求を考えている方には、以下のサイトが役に立つと思います。

 過払い請求.NET
 → 過払い請求のほとんど全てについて、詳しく・分かりやすく説明しています。
   個人的には、ここを見て分からないことはないのではないかと思います。

 実録!過払い請求
 → 過払い請求の体験談などを紹介しています。
   これから過払い金返還請求をしようと考えているかたには、非常にためになると
  思います。



 以上のサイトを見てもらえれば、過払い金返還請求について理解することができると思いますが、サイトを開くのが面倒だ、という方のために、このページでもごく簡単に説明をしておきたいと思います。



過払い金とは?

 利息制限法には年利15%という、金融会社側が取ってもいい利息の上限が規定されています。しかしその上限を超えた利息の約定をして、実際に約定通りに高い利息を払ってしまった、という方も数多くいらっしゃいます。
 これは金融会社つまり金貸しの方が立場が強かったので、高い利息であっても借りなければならなかった、という時代背景があるためでしょう。
 しかし、このような高い利息というのは、利息制限法に反するため、本来は違法なのです。つまり、法に規定されている上限15%を超えた部分については、消費者は払う必要はなかったわけです。
 そこで払う必要がなかったにもかかわらず払ってしまったものを過払い金といい、これについては、後になって返還請求をすることができることとされたのです。


過払い金が生じるわけ

 上記のように、利息制限法では利息の上限は15%と定められています。しかし、別の法律である出資法においては、年利29%が上限とされていました。
 出資法も利息制限法も、金融会社がお金を貸し出す時に適用される法律なのですが、消費者と金融会社との間で取引をする場合は、利息制限法が優先して適用されます。
 つまり、消費者が相手の場合、本来15%を超えて利息を取ってはいけないはずです。しかし、金融会社が15%を超えて利息を取ったとしても、出資法の29%を超えていなければ、金融会社に罰則はなかったのです。そのため、金融会社による実際の運用として、利息制限法の上限を超える利息で貸し出しが行われていたわけです。
 これに対して最高裁判所は、利息制限法の上限を超える部分に関しては、消費者は支払う必要がないとしました。
 そのため、今まで上限を超えて高い金利を払ってしまった人は、上限以上の部分について、過払い金として返還を請求できることとなったのです。


引き直し計算とは?

 引き直し計算とは、借金の返済当時、法に定められた上限を超えて、約定の利息を払ってしまった場合、その当時から法の上限、つまり15%の利息だったとして、借金を計算し直し、今まで返済した分で完済できているか、余分に支払ってしまったお金はないかを計算するものです。
 ひとことで言えば、過払い金があるかないかを調べることと言えます。


引き直し計算による過払い金の算出をしたい方はこちら → 過払い金額が知りたい(サイト内ページ)
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