個人事業主(自営業者)の納税


  個人事業主にとっては、経費の削減はかなり重要事項かと思います。そのため、税務処理をご自身でなされる方も多いのではないでしょうか。

 しかし、申告漏れがあったりすると、追徴の対象となってしまいます。翌年には翌年分の税金を納めなくてはなりませんから、納税額にプラスして前年度の申告漏れ分を追徴されるとなると、会計は圧迫されてしまいます。
 また、控除や必要経費など、非課税収入を計上せずに申告すれば、抑えられるはずの納税額も膨らんでいってしまいます。

 したがって、最低限の予備知識は頭に入れておくことが肝心かと思います。
 個人事業主が納めるべき税金各種の説明は、各項目ごとに説明をしますが、税額の基準となる所得についてはこちらでまとめておきます。

 確定申告のやり方については、項目を別にして記載していますので、そちらを参照してください。
 → 確定申告(サイト内ページ)

● 所得

 所得とは、収入のうち課税対象となる部分のことです。個人事業主は、この所得に対して課税がなされます。
 所得は総収入から、法律で決められた控除額及び必要経費を控除して算出されます。
  詳しい算出方法はこちら → 所得税(サイト内ページ)

 所得は1年ごとに算出し、申告しなければなりません。この1年とは、1月1日から12月31日までのことです。
 会社では、決算期を自ら決めることが出来ますが、個人事業主は決算期を自由に決めることはできず、暦に従って計算しなければなりません。
 
 売上金や未収金は、現金は入ってきていなくても、債権としてはすでに発生していますので、ここでいう総収入に含まれます。
 反対に、売り上げに先立って受け取っている金銭などは、現金が入ってきていても、ここでいう総収入には含まれません。これについては翌年に申告することとなります。

 ≪税金の目安をつけたい方≫
 確定申告前や年途中に所得税・住民税の目安を知りたい方には、それらの概算が出せるサイトがあります。リンクより移動してご利用ください。ちなみに、無料です。
 → 所得税・住民税 計算シミュレーション



 以下は、個人事業主が納めるべき税金の一覧です。各項目より項目ごとの説明ページに移ることができます。

 ・所得税
 ・住民税
 ・個人事業税
 ・消費税
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